「音による風景画」標題音楽の世界

オンライン

バロック時代はヴィヴァルディの「四季」をはじめ標題音楽の宝庫です。音楽に込められた「視覚的な美」を探求します。

こんなことを学びます

イタリア・バロックの巨匠、アントニオ・ヴィヴァルディは、協奏曲集「四季」においてヴァイオリンという「絵筆」を用いて、春夏秋冬の様々な風景を音楽で描き出しました。

講座では「標題音楽」「音画」という用語を考察したのち、動画、音源、図像を駆使してルネサンス、バロック時代における「音の絵画」を解説、鑑賞していきます。

寺院の鐘の音を描写した、W.バードの「鐘 The Bells」
聖書の内容を描写した、H.I.F.ビーバーの「ロザリオのソナタ」
外科手術の様子を描いた、M.マレの「膀胱結石切開手術の光景」
ヴィヴァルディの協奏曲における驚くべき描写力 などなど。

【音画 tone painting(英) Tonmalerei(独) 】
音で具象的イメージを描写すること。戦場や狩りの場面、嵐などの自然界の音、鳥や動物の鳴き声、ゴンドラや揺り籠の揺れる様子などが好んで描写された。(新編 音楽小辞典 音楽之友社)
続きを読む

開催日程がありません

開催予定エリアオンライン

価格(税込)¥3,000

現在は開催リクエストを受け付けていません
受けたい
22人が受けたい登録しています

オンライン受講日程

開催日程はありません。

オンライン受講料に含まれるもの

オンライン受講料にはPDF形式の資料(事前に送付)が含まれます。

この講座の先生

音楽家、大学講師(専門:西洋音楽史、古楽演奏論)

イギリスのロンドン市立ギルドホール音楽院古楽科に留学。成城大学大学院修士課程(美学・音楽学専攻)修了。
大学などで西洋音楽史の講義を担当すると同時に、古楽器を用いたバロック音楽の演奏活動を精力的に展開。また音楽療法の分野でも活躍している。思索と実践、研究と演奏の両立を目指す音楽家として、日々チャレンジを続けている。
和光大学非常勤講師、国立精神・神経医療研究センター音楽講師。和光大学オープン・カレッジぱいでいあ、NHK文化センターさいたまアリーナ教室、宮地楽器音楽教室リコーダー科、各講師。
講義・授業では、ヨーロッパの中世から18世紀までの文...
+続きを読む

当日の流れとタイムスケジュール

<所要時間>
120分程度
<当日のレッスンの流れ>
50分 講義
10分 休憩
50分 講義
10分 質疑応答
続きを読む

こんな方を対象としています

1) 音楽、特にバロック以前の音楽など、歴史と音楽に興味がある方には是非おすすめです。
2) 美術、特にバロック以前の絵画に興味がある方にも是非おすすめです。
3) 美術や音楽が好き、特にバロックやルネサンスなど古い時代のものが気になる方にも。
4) 広くヨーロッパの文化全般に興味がある方も是非ご参加下さい。
続きを読む

受講する際は以下をお読み下さい

zoom での開催になります。事前にアプリのダウンロードなどをお願い致します。
続きを読む
※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

レビュー3

  • 楽しかった( 3 )
  • 勉強になった( 3 )
  • 受ける価値あり( 3 )
  • この講座は「音符でも見えてくる情景と風景画」でした
    女性 60代

    簡潔に纏められたレジュメ、古楽器を使ったYouTube音源、画像、と多岐にわたる情報を用いて解説してくださり、
    わかり易く、楽しく学ぶことができた

  • この講座は「実際に音楽を聴きながら、その背景や作曲家の意図を教えて頂ける講座」でした
    男性 50代

    音楽の知識の無い自分でも、実際の曲を聴きながら、解説をして頂けて勉強になりました。
    様々な音楽家が風景や季節や嵐、戦場、水の流れ等々を音楽で表現しようとしていた事が興味深かったです。
    そして、過去の遺産を引き継いだ現代の音楽家は、どんな音楽を作っていくのだろうか?
    先生の講座はは3回目でしたが、今回も有難うございました。

  • この講座は「音楽の情景が浮かんでくる講座」でした
    女性 60代

    よく知っている曲も、描かれている内容をしっかり知った上で聴くと、いつもとは違った光景が見えるようになります。
    いつもYouTubeを使って実際の演奏聴き、画像を見ながらの解説で、とても分かりやすくて記憶に残ります。

  • 美術鑑賞・美術史のおすすめの先生美術鑑賞・美術史の先生を探す

    美術鑑賞・美術史の関連カテゴリーから講座を探す

    先生のスキルから探す