<こんなことを学びます>
当講座はお試し講座として全4回の①の内容のみを行います。
①洋服ケアの基本: 洗濯表示の読み解き方から始まり、基本的な洗濯・保管方法を学びます。
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②特殊素材のケア: シルクやウールなど、特別な注意が必要な素材の扱い方を詳しく説明します。
③品質・生産管理知識と手法:紡績から生地・縫製・加工など洋服の成り立ち、店頭までの商品の製造過程を説明します。本部移動や転職のキャリアアップに有効です。
④顧客とのコミュニケーション: 信頼を得るためのコミュニケーション技術や、アドバイスの提供方法について学びます。
<こんなことが出来るようになります>
アパレル販売員さんに向けて、お客様の購入後ケアの不安を取り除き、長くお洋服を楽しんでもらえる洋服ケアアドバイスができるようになります。
洋服ケアは洗濯ラベルが判別できればよいと思っていませんか。
それだけでは洋服のプロとしては物足りない。
洗濯ラベルの表示の目的は、アパレル目線で「洋服を壊さないこと」です。
ついた汚れを落とすこと、お客様が快適に長く購入したお洋服を楽しんでもらうためには洋服ケアの知識が必要です。
私は20年以上アパレルの企画製造に携わってきました。
今も店頭にでる商品の最終段階で毎日洋服と向き合っています。
そんな私から見た販売さんは、多くに人が手塩にかけた洋服を世に出していただける晴れ舞台の主役でありインフルエンサーです。
最前線で洋服たちを必要な方に届けていただくために、ディスプレイや接客などたくさんの努力をしていただいているのを知っています。
企画をするときには、自社の営業の声以上に店頭でお客様の声を聞いている販売員さんの意見はとても貴重でした。
しかし、近年アパレルの売れ行きは下降線が止まらず、特にコロナ禍以降はネットが主となり、店頭で販売員さんとの会話を楽しみながらの購入が減っているのは寂しいかぎりです。
私が勤める検品物流会社では毎日全国の店舗様から数十、数百枚の返品が到着します。
内容はさまざまですが、お客様の商品知識不足による返品もかなり多く、店舗での機会ロスと返品対応の販売員さんの手間も少なくない状況です。
他方で私がストアカなどで実施している洗濯講座では、「販売員さんが家庭で洗濯できるといったから購入したのに、洗濯したら着用できない状態になってがっかりした」とか、「欲しい洋服があったけど家庭洗濯できないマークだったから購入やめた」など、残念なお話を耳にすることもたびたびです。
先日ある企業のコラム執筆の際に調べたところ、
廃棄される洋服は、「手放す洋服の処分方法の全体の69%に上り、一日あたり1200tで大型トラック120台分にもなります。(出典:
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/index.html)廃棄される理由でもっと多いのが洋服ケアの失敗、不適切が68%~71%(出典:
https://www.kao.co.jp/igokochi/data2/)となり、環境に大きな影響を与えています。
洋服一枚作るのにも、大量のCO2(500mlペットボトル255本),大量の水(浴槽11杯分)を使用していながら作りっぱなしだった企画製造時代を経て、様々な角度から洋服と接する今、培った知識を、最善線の販売員さんにお伝えすることでわずかながら社会貢献できるのではないかと考えるようになりました。
※CO2、水使用量出典:
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/index.html最前線で活躍する販売員さんが、この講座で得た知識でケアまで含めたコーディネート提案は他との差別化をかなえてお客様の信頼をえることができると信じています。
聞けばなんでも教えてもらえる洋服のプロ。
お客様のリピートを増やし「ありがとう」と売り上げを獲得してください。
また、本講座では品質・生産管理で必要最低限を学ぶことができ、本部移動や企画製造のキャリアップにも可能性を広げていただけます。
(業界経験とキャリアコンサルタント資格を有しますのでご要望があれば別途コンサルいたします。)
本講座終了後はオンラインサロンにて知識のフォローアップと仲間との交流を深め、情報交換やスキルアップを支援します。
<こんな風に教えます>
少人数制のグループで丁寧に教えます。
レクチャーとワークを組み合わせた二部構成です。
レクチャーではアパレル業界第三者検査機関が発行するテキスト(抜粋)を使用し、ワークは実際扱うお洋服の素材、付属、デザインと洗濯ラベルを見てどのように提案できるか一緒に考えます。
講師の一方的な説明にならずに参加者の皆さんと対話する形式で、
自由に楽しく学んで頂きます。
<持ち物>
筆記用具、実際扱う商品
<定員>
基本 6名