【神崎宣武塾長 特別講座】 「絵巻物」を読む 第1回

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「扇面古写経」や「伴大納言絵詩」といった平安時代から鎌倉時代の絵巻物を、五十鈴塾・塾長の解説で読み解きます

こんなことを学びます

五十鈴塾で人気の「神崎宣武塾長・特別講座」をオンラインで初配信します!

今回からは「絵巻物」シリーズが始まります。

「絵巻物」から読み取れる、様々な現象のお話です。
今回は「扇面古写経」と「伴大納言絵詩」を解説します。

中世には、おもに寺社の縁起を説く絵巻物がたくさん描かれています。
『信貴山縁起』『北野天神縁起』『扇面古写経』
『一遍聖絵』『餓鬼草子』などなど。

それらは、しばしばその美術史的な評価がなされてきました。
しかし、そこに描かれた庶民の暮らしに注目して生活史的な解析は
ほとんどなされておりません。

たとえば、「食事」や「おじぎ」や「信仰」など。
それらには、日本文化の祖型といってよいものも少なくないでしょう。
「絵は文ほどにものをいう」のです。
さて、そこから何が読み解けるでしょうか??

【扇面古写経】
これは、大阪市の名刹・四天王寺に伝来した装飾経の遺品です。
平安時代に流行したもので、扇形に切った料紙にした下絵を描き、
その上に、法華経や無量義教などを写してあり、
下絵の材料は、貴族や庶民の暮らしです。

ことに、庶民の暮らしは、当時の様子をしのぶのに
何よりの資料とされています。

【伴大納言絵詞】
貞観8年(866)閏3月10日に起きた、
応天門の炎上をめぐる大納言・伴善男の陰謀、
その露見と失脚の物語を、生き生きと描いた絵巻です。

群像の表現に存分に発揮された精妙な描写力、
色と形の見事な調和と対比、
緩急を利かせた巧みなストーリー展開は、
多くの傑作に恵まれたこの時代の絵巻のなかでも、
ひときわ魅力的です。

この中から、私たちが読み取れるものは何か。
神崎宣武塾長の解説をお楽しみください。
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この講座の先生

神崎 宣武のプロフィール写真
五十鈴塾 塾長/民俗学者・神崎研究所室長
神崎 宣武
1944年 岡山県生まれ
武蔵野美術大学在学中より宮本常一に師事
以降、国内外の民俗調査・研究に従事
陶磁器の技術伝播の調査と民具の収集に始まり、食文化に展開

文化庁文化審議会委員、
公益財団法人伝統文化活性化国民協会理事、
旅の文化研究所所長などを歴任

旅への関心は、
フィールドワークの体験と旅先で出会った行商の人たちとのつきあいから

郷里の吉備高原では、宇佐八幡宮の宮司でもある。

【著書】
『吉備高原の神と人』
『日本人は何を食べてきたか』
『観光民俗学への旅』
『酒の日本文化』
『物見遊山と日本人...
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この講座の主催団体

当日の流れとタイムスケジュール

18:30 講座開始
20:00 講座終了
(最後に、質疑応答コーナーを設けます)
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こんな方を対象としています

絵巻物に興味のある方
平安時代から鎌倉時代の時代背景に興味のある方
神崎宣武さんに興味のある方
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受講する際は以下をお読み下さい

当日は、三重県伊勢市の「五十鈴塾・右王舎」から
座学講座をZOOMで“生中継”いたします。

そのため、講座中はマイクOFFにてご参加ください。
(お顔を出していただくのは、大歓迎です。)

ご質問等は、講座の最後に設けております「質疑応答」のコーナーでお答えします。
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