哲学入門講座(@ソトのガクエン)について
こんな方におススメ!☞大学の講義を受けてみたい! 哲学について知りたい! 哲学を一から勉強したい!
古今東西、哲学者の発想や考えには、「人はどう生きるべきか」、「他人とどう接するべきか」など、現代のわたしたちが生きていくうえで重要なヒントが隠されています。哲学入門講座では、古代哲学、近世哲学、現代哲学のエッセンスを読み解きながら、哲学の基本的な知識を学ぶことができます。
ヨーロッパの哲学史全体のながれを網羅する講座ですので、哲学史の勉強にもおすすめです。本講座では、オリジナルのテキストを使用します。(定員10名程度)
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【講座詳細】
◇5月(全4回)は近代哲学編として、哲学の問いが、「何が存在するのか」「存在とは何か」を問う存在論から、「人間は何をどのように認識できるのか」という認識可能性の問いへと展開した近代哲学について学びます。デカルトによる「我思う、ゆえに我あり」に始まり、カントの哲学で完成する近代哲学の流れを見ていきましょう。
第2回(5/13)「デカルト入門②「我思う、ゆえに我あり」の意味とは?」
どんなことでも疑えるので、もはや真理なんて存在しないのでは?しかし、デカルトはここである真理を発見することになります。「方法的懐疑」の先に見いだされたのは、以外にも「私」という存在でした。しかし、こうした「私」もまた、方法的懐疑の議論を前提にすると、身体を持っていることも疑わしいですし、そもそもこの現実世界が夢かもしれないのですから、一般的な意味での「私」であるということはできません。はたしてデカルトは、「私」をなんであると考えたのか?そして、デカルト哲学は、その後の哲学にどのようなインパクトを与えたのでしょうか。今回は、『省察』「第二省察」を参照しながら、デカルトが見つけた真理について、それがなぜ近代哲学の始点であると言えるのかについて考えてみましょう。
◎講座で用いる資料はこちらで準備しお渡しいたします。
◎参考文献:『省察』『世界の名著 22 デカルト』(中央公論社)所収
【5月のスケジュール】
第1回(5/6)「デカルト入門①私も世界も存在しないとしたら?」
第2回(5/13)「デカルト入門②「我思う、ゆえに我あり」の意味とは?」(☜今回)
第3回(5/20)「イギリス経験論による大陸合理論批判」
第4回(5/27)「カント入門:あらたな総合としてのカント哲学」
※6月は現代哲学編を行います。
【講師】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
1981年京都生まれ。大阪大学人間科学研究科出身(人間科学博士)。専門は現代フランス思想。現在、京都産業大学、関西学院大学の非常勤講師として学生に哲学を教えるかたわら、哲学的思考や哲学的な生き方が現代においてもつ重要性を、一般の方々にも分かり易く伝える活動を行っている。
著書に『ドゥルーズの自然哲学|断絶と変遷』(法政大学出版局)、共訳書にジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』(法政大学出版局)他論文多数。
【オンライン開催】
◎Google Meetをもちいたオンラインでの開催となります。パソコンもしくはスマートフォン、タブレット等からご参加ください。スマートフォンとタブレットの場合、あらかじめアプリをインストールしておいてください。ダウンロードは下記のアドレスから可能です。
https://apps.google.com/intl/ja/meet/【参加費】
4,000円
【参加資格】
◎資格や能力は必要ありません。
◎哲学や哲学的な考え方を学びたい方であればどなたでも参加可能です。
【注意事項】
当日の様子は録画し、チケットをご購入いただいた方に限り、一定期間配信いたします。
写真・動画への映り込みに支障がある方は遠慮なくお申しつけください。
【主催】
ソトのガクエン
難しい堅苦しいイメージはあるもずっと興味があった哲学。
自分で本を読んでも疑問点から先に進めない、理解しきれないという経験がありましたが、丁寧に説明をしてくださるので理解しやすくもっと知りたい学びたいと思える講座です。受講者の方の質問にも丁寧に回答され、それによりさらに理解が深まったり気づきになっています。