1名限定・家庭用洋包丁の研ぎ方実習講座

対面

切れ味チェック法、砥石面直し、研ぎ方、カエリの確認法、バリ取りを体験して理解できる

こんなことを学びます

切れ味が少しなまった程度の家庭用の洋包丁や文化包丁の切れ味を短時間で復活する方法をお伝えします。私はレンタルキッチンを運営していることもあって、ほぼ毎週2本の洋包丁を研いでいますが、そのためにかけている時間は準備から片付けまでも含めて10分ほどです。

実はすでに10名ほどの生徒さんに教えたことがあり、その経験からみなさんの習得を難しくしているポイントをいくつか見つけました。これら解決する方法を実際に講師がやって見せて、それを生徒さんに体感していただくことができるようにしました。

ポイント1:刃先を研いでいますか?
「30分も研いでいるのに切れるようにならない」というかたがいらっしゃいます。そのような皆さんは研ぐ角度が鋭角すぎて腹を削っているのかもしれません。つまり刃先が砥石に接触していないのです。これではいくら長く研いでも切れ刃が研げません。包丁の表を22度、裏を8度に維持しながら研ぐメソッドを習得すれば刃先だけを素早く研げるようになります。その角度を一定にすることが難しいのですが、私はオリジナルの角度ゲージを製作し、簡単に一定の角度で研げるように工夫しました。

ポイント2:刃こぼれを修正しようとしている
購入してから一度も研がずに1年も使っていたような包丁にはたいがい刃こぼれがみられます。もし、適切な荒砥石と長い時間をかける根気があればきっと刃こぼれも修正できるでしょう。しかし、初心者が刃こぼれ修正を自分ですることは私はお勧めしません。たいへんな労力に耐えられず、研ぐことが嫌いになってしまうからです。刃こぼれを修正するなら30分は研ぎ続ける必要があると思います。そこは頑張らずに庖丁店に依頼しましょう。彼らとて刃こぼれは機械で研磨しています。

ポイント3:カエリの物理を知る
研いでいると研げた証拠として刃先にカエリというものが出てきます。これは金属に粘性があるために現れるものです。そしてこれをうまく取り去ることが切れる刃を作るためにとっても重要になります。金属の粘性があるのでこれを取り去る動作はかなりしつこくやる必要があるのですが、ほとんどの方はそれを知りません。どのようにどれくらいやればよいか、ご説明いたします。

ポイント4:切れ味チェックの方法を知る
実際に食品を切るより、紙を一枚切るほうが切れ味の違いをよく認識できます。それはまず切るときに出る音のざらつき感で刃先の粗さが感じられますし、力の入れ具合で切れの良しあし、引っかかり感で刃こぼれやカエリの存在を知ることができます。

ポイント5:面直しの重要性を知る
砥石を使うと中央部が摩耗してわずかにへこみます。これを問題視しない方がとても多いです。面直しをしないで研いでいても時間の無駄です。1本研ぐたびに面直しをしましょう。そのための道具とどれくらいやれば良いかもお伝えします。

ポイント6:適切な粒度の砥石を使う
わたしのおすすめは刃の黒幕1000番です。家庭で使う包丁はこれで十分です。粒度が細かいとそれだけ研ぐ時間が長くなり、きっといやになってしまうでしょう。適度な粒度でさっさと研ぎを終わらせてしまうことが嫌にならないコツだともいえます。

長文にお付き合いいただいてありがとうございました。こういったポイントを実際にご自分の目や手触りで感じるために、ぜひ講座に参加してみてください。きっと目からうろこが落ちる感覚を味わうことができると思います。

開催場所はJR両国駅の西口から250mの距離にあるレンタルキッチン・両国ガレージです。
続きを読む

開催日程がありません

開催予定エリア両国・錦糸町

価格(税込)¥3,000

現在は開催リクエストを受け付けていません
受けたい
10人が受けたい登録しています

対面受講日程

開催日程はありません。

対面受講料に含まれるもの

講師が洋包丁の研ぎの見本を見せること。
生徒さんが自分の洋包丁を1本研ぐことを指導すること。

この講座の先生

自分で作ったものに囲まれて暮らそう

工作の魅力に取りつかれて半世紀。子供のころから大工仕事や電気工作が大好きでした。サラリーマンとして計測機器関係の仕事(物作り)をするかたわら、コツコツと自宅の離れをDIYして大人の秘密基地をつくりました。たとえお金なんかなくても自分が作ったものに囲まれて暮らすととっても豊かな気分になれます。ぜひいっしょにDIYの世界を探検してみましょう。

バックグラウンド
小学3年生の時に担任からもらった本「NHKみんなの科学」をきっかけに電子工作に熱中、大学院にて電子工学を専攻。計測機器の輸入商社にてセールスエンジニアに従事、のちに高感度DC測定の計測ア...
+続きを読む

当日の流れとタイムスケジュール

00:00 集合・挨拶
00:10 座学:包丁の種類、砥石の種類、カエリの物理
00:30 お手本実演
00:40 体験開始
01:30 体験終了
続きを読む

こんな方を対象としています

家庭で使う洋包丁(文化包丁)を日常的に研げるようになりたい。
(恐縮ですが、和包丁は難易度が高いため対象外と致します。)
続きを読む

受講する際は以下をお読み下さい

お怪我をなさらぬように気を付けてください。
応急手当はいたしますが、それ以上はできかねます。
続きを読む
※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

レビュー2

  • 楽しかった( 1 )
  • 勉強になった( 2 )
  • 受ける価値あり( 1 )
  • この講座は「基本から丁寧に教えていただき、自分にとって最高の講座」でした
    男性 30代

    包丁を研ぐことができる人が周りにいなかったため、本講座を受講しました。
    包丁の研ぎ方を丁寧に教えていただき、練習も広々としたスタジオでさせてもらい、実践的な練習と理論の両方を教えていただきました。包丁研ぐときにやりやすくなる専用の治具もいただけました。
    包丁の研ぎ方がわからない人は一度受講すれば、どのように包丁を研ぐことができるかわかるので、自宅でも練習しやすくなると思います。
    包丁が研げるようになりたい!でもやり方がわからない人におすすめの講座です。

  • この講座は「家庭用洋包丁の研ぎ方実習講座」でした
    女性 50代

    包丁の刃の有りよう、砥石について、研ぎ方、とても丁寧に教えていただきました。
    砥石の種類の多さにびっくりしました、そして砥石を平にするという道具があることも!
    場所も広々としたいい空間でした。

  • 包丁の研ぎ方のおすすめの先生包丁の研ぎ方の先生を探す

    包丁の研ぎ方の関連カテゴリーから講座を探す

    先生のスキルから探す

    関連エリアから探す