2020年の世界市場が14兆円ともいわれるドローンビジネスは、ハードの販売だけでなく、ようやくサービスフェーズの段階に入ったと言われています。ドローン活用の場は、測量・点検・農林水産業・物流・捜索など多岐に及んでいますが、その様々なニーズに応えるには、今後ますます自動制御プログラムを理解したエンジニアの育成・輩出が欠かせません。
当講座では、世界中で使用されているドローン自動制御オープンソースプログラム「ArduPilot」を用いて、実践的なRover(車両)の構築方法を学びます。ここで習得したことは、他の無人機開発でも生かすことができ、お仕事に直結する無人機開発エンジニアとしてのキャリアをスタートさせる第一歩となります。
講師は、日本で5本の指に入る「ArduPilot」の実践使用及び、開発のプロフェッショナル。応用編では中身の濃い内容をハンズオン形式でギュッと1日でまとめて行うため、少人数限定での講座となります。是非お早めにお申し込みください。
■講義内容
応用講座は実践的な下記内容をハンズオン形式で行います。
①Roverに搭載されているカメラの映像をMissionPlaner上へオーバーレイ表示させる
②RoverをMissionPlaner上から遠隔操縦してみる。
③障害物を検知し、自動で停止する。
④非GPS環境下で360度Liderを搭載したRoverでSLAM技術を用いて自己位置推定を行い、自動ミッションを行う。
■本講義のゴール
ArduPilotを使用したRoverの構築方法を理解し、今後の無人機開発に役立つ知識を習得する。
【開催日】2019-06-30
【曜日】日
【開始時刻】10:00
【終了時刻】17:00
【スケジュール】
10:00-11:00 ①(構築方法の説明、実演)
11:00-11:05 簡単な質疑応答、トイレ休憩
11:05-12:00 ②(構築方法の説明、実演)
12:00-13:00 お昼休憩
13:00-14:45 ③(構築方法の説明、実演)
14:45-15:00 休憩
15:00-16:30 ④(構築方法の説明、実演)
16:30-17:00 ラップアップ、質疑応答
【場所】
株式会社クリーク・アンド・リバー社 5階 ホールC
〒105-0004 東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE
【地図URL】
https://www.cri.co.jp/about_us/map.html★講師:
・北岡 弘(合同会社ドローンビリティー CEO) 岩手県出身
日本文理大学(大分県大分市)航空宇宙工学科 学士取得(2007年~2011年)飛行機設計、航空力学、構造力学などを学ぶ。
システム開発会社(茨城県つくば市)に勤務(2011年~2015年)JAXA 筑波宇宙センター内で人工衛星の軌道監視システムの開発・運用に従事。また、会社の新規事業としてドローンを用いた航空写真計測業務にも従事。
2015年6月 合同会社ドローンビリティー 設立
現在、建設関連企業、GPS測量企業、人材派遣企業ドローン事業のご支援を継続中。
また、2017年からTAP-Jに所属し、プロジェクトリーダーとして、ArduPilotを使用した自動遭難者発見システムの構築に従事。
・川村 剛 (TAJISOFT 代表) 中国吉林省出身
東京工科大学卒業後、同大学大学院にて工学修士を修了。
SEとしてIT会社に従事、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)で客員技師、東京工科大学で非常勤講師を務め、2014年末にフリーランスとして独立。
様々なシステム開発をする傍ら、ArduPilotというドローン制御ソフトウェアに魅せられ、ドローンを活用した救助コンペ出場やドローンソフトウエアセミナー講師。
物流分野のスタートアップRFルーカス株式会社でRFIDおよびAI関連のシステム開発に従事。
2017年からTAP-Jに所属し、ArduPilotを使用した自動遭難者発見システムの構築に従事。
ArduPilotをベースにしたフライトコントローラをMission Planner等のGCSで操作した経験のある方が、さらに高度な活用を行おうとした時に大変有用な講座だと思います。
講師の方は経験豊富なので、具体的な疑問にも的確に答えてくださいますし、わからない場合でも解決する手順を教えてくれます。
問題解決がフォーラム中心のオープンソースの世界では、様々な質問をスペシャリストの方にその場で問うことが出来る今回のような講座は本当に貴重です。
ArduPilotベースのROVERを製作中の私にとっては、本講座が特にROVERをモデルにしていたこともあり、多くの疑問点を解消することが出来き、今後の機能向上にも参考になる大変にありがたいものでした。